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グループホームで行うモニタリングの目的や内容とは?

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ここでは、グループホームにおけるモニタリングの目的や方法、注意点などについて解説しています。
グループホームに限らず、ケアマネージャーが関与する介護サービスには、モニタリングというプロセスがあります。利用者ごとのサービスの質を向上させるため、モニタリングは非常に大切なプロセスと位置づけられています。

モニタリングの目的とは?

グループホームの利用者に提供するサービスは、施設の独断で考えるものではありません。事前にケアマネージャーが利用者や家族から情報を聞き取り、その情報を基に作成されたケアプランをベースに、各施設で適切なサービスを提供することになります。

しかしながら、実際にケアプランに基づいたサービスを実行してみると、ケアマネージャーが想定した通りの結果にならないことも少なくありません。利用者の心身の状況は毎日変化していくため、想定通りにならないことは、むしろ致し方のない部分があります。

そこで、少しでも利用者の現状に適したサービスを提供するために行われるプロセスがモニタリングです。
「ケアプランに沿ったサービスが提供されているかどうか?」「サービスの提供により想定通りの結果が得られているかどうか?」などを確認し、もし想定と現状にズレがある場合には、そのズレを微調整することがモニタリングの目的となります。

モニタリングは誰がいつやるのか?

居宅サービスにおけるモニタリングは、約1ヶ月に1回のペースで行われています。一方でグループホームにおけるモニタリングは、一般に約3ヶ月に1回のペースで行われています。
グループホームでのモニタリングの頻度が低い理由は、普段からスタッフが利用者と多く接しているからに他なりません。利用者は施設内で寝食をし、24時間にわたりスタッフと共に過ごしています。必然的に利用者とスタッフとのコミュニケーションの量が増えることから、居宅サービスほど高頻度でモニタリングを行う必要はないと考えられています。
ただし、施設長の方針により、グループホームでも約1ヶ月に1回の高頻度でモニタリングを行っているところもあるようです。逆に、6ヶ月に1回などのように、頻度を下げてモニタリングを行っているグループホームもあります。

モニタリングシートの書き方

誰が読んでも誤解なく同じ認識を持てるよう、モニタリングシートは「○」「△」「×」で記載されたり、箇条書きで記載されたりすることが一般的です。
具体的には、たとえば次のようなイメージでモニタリングシートがまとめられます。

【短期目標:楽しく共同生活を送る】

目標達成度:×
本人の満足度:△

・レクレーションに乗り気ではない
・他の利用者とは楽しく話をしている様子が見られる
・スタッフに対してやや緊張している感じがある
・以前より会話量は増えた
・日中に居室にこもることが少なくない
・プラン見直しの必要性あり

モニタリングの注意点とは

入居し始めたばかりの利用者における注意点

グループホームでの入居したばかりの頃は、利用者本人も家族も不安を抱えているものです。モニタリングを行う際には、利用者のそのような心情にも配慮する必要があるでしょう。
たとえば入居間もない段階では、ケアプランの機械的な評価を目的としたモニタリングを行うことよりも、モニタリングを通じた信頼関係構築を目的としたほうが良い場合があります。信頼関係なくして、利用者も家族も本音を語ってくれることはないからです。

長期間にわたり入居している利用者における注意点

比較的長期間にわたって入居している利用者においては、利用者本人も家族も、サービスに対して大きな不安を抱いていません。そのためモニタリングを行っても、大半の質問に対して「特に問題はありません」と回答してくることがあります。
もちろん、特に問題がないことは良いことです。ただし、何度モニタリングを行っても「特に問題ありません」という回答しか得られなくなると、仮に利用者の体調に何らかの変化が生じたとしても、職員が気付きにくい状況になりかねません。
より有益な情報を得るためには、利用者やその家族だけではなく、実際にサービスを提供しているスタッフにモニタリングすることが大切。現場スタッフだからこそキャッチしている大事な情報もあるからです。

まとめ

ケアの内容とニーズのズレを把握し、より利用者に適したケアプランに微調整することがモニタリングの目的です。この目的に照らせば、グループホームの現場職員は、常に利用者のモニタリングを行っている状態とも言えるでしょう。「○○さん、最近の調子はいかがですか?」「先日はご家族が訪ねていらして、楽しかったですか?」等々、普段の会話から得られる利用者の言葉は、そのまま大切なモニタリングになるからです。

介護職員は、モニタリングシートに向かう時だけではなく、普段のコミュニケーションを取る時にも、利用者の言葉や表情に注意して目を向けることが大事です。利用者に気になることがあれば介護記録に書き留め、施設長やケアマネージャーに細かく報告するようにしましょう。

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