生活介護におけるサービス管理責任者の役割とは

サービス管理責任者とは、どのような場所や分野で働くことになるのでしょうか。具体的な内容について紹介します。

活躍する分野は介護分野

サービス管理責任者が大きな役割を果たす分野には療養介護や生活介護などさまざまなものがありますが、ここでは生活介護について説明します。

生活介護とは

生活介護とは、常に介護を必要としている障害に対して、入浴からリハビリ、相談、助言まで幅広く提供するサービスのことを指します。

どのような方が対象になるのか、また生活介護の内容などについてまとめました。

生活介護の対象者

生活介護は、地域や入所施設において安定した生活を営むため、常時介護などの支援を必要とし、下記に該当する方が対象となります。

• 50歳未満　障害支援区分3（障害者支援施設に入所する場合は区分4）以上の方
• 50歳以上　障害支援区分2（障害者支援施設に入所する場合は区分3）以上の方

生活介護の内容

障害者支援施設などにおいて、常に介護を必要にする方に対して主に昼間に下記のようなサービスを提供します。

• 入浴や排せつ、食事などの身体介助
• 調理や洗濯、掃除などの家事の援助
• 生活などに関する相談やアドバイス、そのほか日常生活における支援
• 創作的活動や生産活動の機会を提供
• 身体機能や生活能力向上のための必要な援助

生活介護とは、自立の促進や生活改善、身体機能の維持や向上を目指して通所によるサービスを提供し、障害を持つ方の社会への参加と福祉の増進をサポートするものです。

利用料に関しては、18歳以上は利用者とその配偶者の所得、18歳未満の場合には児童を監護する保護者が属する世帯の所得に応じた自己負担の上限月額がありますが、定められた上限月額と比較してサービスにかかる費用の1割の金額の方が低いケースについては、その金額を支払います。

また、食費などの実費負担が発生します。

まとめ

このページでは、サービス管理責任者が大きな役割を果たす生活介護について紹介してきました。

サービス管理責任者の役割は個別支援計画を作成することによる支援プロセスの管理、サービスを管理する立場として、従業員の指導やアドバイス、障害福祉サービス事業所や医療機関といった関係者や関係機関との連携などが挙げられます。

また、場合によっては他職種との兼務が必要になるケースもあるでしょう。

いずれにしても、生活介護のサービス提供においてはサービス管理者は大きな役割を持ちます。そのため、活躍の場を探しているという方はぜひ専門メディアを活用してみることをおすすめします。

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