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福祉施設における運営母体の種類と特徴について

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福祉施設における運営母体の種類はさまざまなものがありますが、今回は主に主流である社会福祉法人、医療法人、株式会社、NPO法人について説明していきます。それぞれの特徴や目的などには大きく違いがあるので押さえておきましょう。

福祉施設の運営母体とは

福祉施設における運営母体はさまざまで、事業体系や特徴、目的、働き方などに違いがあります。また、運営母体が違うことで、事業所や施設の運営方針も大きく違いがでてきます。
今回は福祉施設の運営母体でも多い、社会福祉法人、医療法人、株式会社、NPO法人について説明していきます。

社会福祉法人

社会福祉法人は社会福祉事業を行うことを目的として、社会福祉法の規定に基づき所轄庁(法人の所在地等に応じ都道府県知事又は市長等)の認可を受けて設立される法人です。また、社会福祉法人は、社会福祉事業の他公益事業及び収益事業を行うことができます。
ちなみに社会福祉事業には、主に第一種社会福祉事業と第二種社会福祉事業、公益事業、収益事業の4種類があります。
第一種社会福祉事業
利用者の影響が高いことから、経営の安定をもとに利用者に対して保護の必要性が高い事業となります。以下のような事業があります。
・特別養護老人ホーム
・児童養護施設
・障害者支援施設
・救護施設  など
第二種社会福祉事業
利用者への影響が比較的小さいため、公的な規制の必要性が低い事業です。
以下のような事業があります。
・保育所
・訪問介護
・デイサービス
・ショートステイ  など

公益事業

主に公益を目的とする事業のことをさします。
以下のような事業があります。
・子育て支援事業
・入浴、排せつ、食事等の支援事業
・介護予防事業、有料老人ホーム、老人保健施設の経営  
・人材育成事業
・行政や事業者等の連絡調整事業

収益事業

・貸ビル
・駐車場
・公共的な施設内の売店の経営 など
社会福祉法人は人々の生活に関わるさまざまな施設の設立に関わっています。

医療法人

医療法人とは、病院、医師もしくは歯科医師が常時勤務する診療所又は介護老人保健施設を開設することを目的として、医療法の39条には「病院、医師若しくは歯科医師が常時勤務する診療所又は介護老人保健施設を開設しようとする社団又は財団」と定義付けられています。社団とは人の集まりを基盤とした組織で、財団とは財産を運営するために作られる法人ですが、医療法人では、両方を設立できます。医療法人は、都道府県の認可を受け、設立します。

社団医療法人

(以下のようなものがあります)
・社会医療法人
・特定医療法人
・基金拠出型法人
・経過措置型医療法人 など

財団医療法人

(以下のようなものがあります)
・社会医療法人
・特定医療法人
・その他医療法人

株式会社

福祉施設における株式会社は、営利を目的とする運営母体の1つです。事業所の設備や体制などは法律の縛りを受けますが、法人の設立や目的などは自治体の縛りは受けず、比較的自由な事業展開が可能になります。株式会社が運営している施設は、デイサービス、グループホーム、住宅型・介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などになります。
株式会社は資本金や定款などを作成し、登記手続きをすることで、誰にでも設立する事ができます。福祉分野への参入は事業の目的が幅広く自由に設定できるため、これまでの施設とは異なる視点のサービスで人気を集めている施設が多いのも特徴です。また、株式会社で働く場合のメリットは、研修体制が整っていたり、福祉事業以外の実績や経験を活かした業務手法などに触れることができたりする点です。新規事業所を増やす場合の立ち上げなどに関り、事業所の経営に携わる場面も出てくるかもしれません。施設の運営や開業を目指す人にとっては、現場と運営の両方を学べる場所といえるでしょう。

NPO法人

NPO法人とはNonprofit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称です。Nonprofit(ノンプロフィット)=非営利Organization(オーガナイゼーション)=団体、よって一言でいうと「非営利団体」「非営利組織」ということになります。
NPO法人の活動内容は特定非営利活動促進法で定められている以下20の活動です。
・保健、医療又は福祉の増進を図る活動
・社会教育の推進を図る活動
・まちづくりの推進を図る活動
・観光の振興を図る活動
・農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動
・学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
・環境の保全を図る活動
・災害救援活動
・地域安全活動
・人権の擁護又は平和の推進を図る活動
・国際協力の活動
・男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
・子どもの健全育成を図る活動 い
・情報化社会の発展を図る活動
・科学技術の振興を図る活動
・経済活動の活性化を図る活動
・職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
・消費者の保護を図る活動
・前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
・前各号に掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は指定都市の条例で定める活動
またNPO法人の種類としては、大きく分けて以下のように4つの法人団体に分かれます。
・認定NPO法人
・仮認定NPO法人
・認定を受けていないNPO法人
・任意団体のNPO

まとめ

福祉施設の運営母体として、社会福祉法人、医療法人、株式会社、NPO法人について紹介しました。
運営母体によって、事業体系や目的、働き方、待遇面などが変わります。転職など仕事を選ぶ際には、事業だけでなく運営母体についてもチェックしてみましょう。

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